画像はタブ付のML2032-T17です。画像はタブ付のML2032-T17です。
※本改造は、方法を間違えると、ポケコン本体の故障にもなりますので、自己責任の元で行ってください。
今でこそ、ポケコンのバッテリーCR2032は、100均ショップで、2個100円で買える時代になりましたが、当時は、1個300円ぐらいでしたので、外付け電池ボックスやCE-126Pなどの周辺機器から電源を用い、なるべく電池の消耗に気を使ったものです。
「外付け」電池を使うと、ポケコン本来の「持ち歩く」というコンセプト(?)が大きくそがれてしまうわけで、CR2032に充電できればいいのに…と思ったものでした。
試しにCR2032を充電させたところ、爆発して火を噴かせた、というのは秘密です
ある日、何気にネット検索してみたところ、ML2032というものがあることが分かりました。
「CR」ではなく「ML」です。
データシートを見比べる、「ML」は出力電流が少ないのですが、サイズは一緒、ということで、これをポケコンに内蔵させれば、気楽に便利に使えるのではないか！と思い、ポチっとな。
（CR2032は標準容量220mAh、ML2032は65mAhです。また、標準放電電流は、共に0.2mAです）
まぁ、ポケコン自体が0.03W(背面表記)と低消費電力なので、多分大丈夫だろう、と勝手に思い、改造を実行しました！
必要な物
ポケコン(ここではPC-1261)本体には、電池への逆電流を防ぐ・電池の誤挿入防止のために、ダイオードが入っています。
充電する…即ち電池に逆電圧をかける必要があるため、このダイオードは邪魔となりますので、これをショートさせます。
これで、電池の±が、＋2番ピン、−3番ピンに直接接続することになります。
後は、ML2032を2個挿入し、ポケコンの2番ピンに5V強、3番ピンにGND接続すれば完了です。
ML2032は、本来、パソコンの時計保持などに使われるもので、ポケコンでの利用は想定されていません。（おそらく）
当方では、充電用ACアダプタに、DC6.5V・1.5Aのものを使いました。
+0.5Vの過負荷となりますので、ポケコン本体に少なからずダメージがあるかもしれません。
新品のCR2032をテスタで計ると、+0.2〜+0.3V程ありますので、+0.5は誤差の範囲かと…。
もちろん、CE-126P+EA-23Eでも充電できますが、おそらく充電時間がかかる、完充電はできないかもしれません。
この改造でどの程度使えるかは、まだ初回充電しかやってないため、どれくらい使えるかは、まだわかりません。
充電時間も、寝ている間にやったので、何時間で完充電したかは、わかりません。